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ブライダルチェック編

ブライダルチェックとは、大切なパートナーにうつしてしまうような感染症に自分がかかっていないかどうか、また妊娠したときに、赤ちゃんに影響を及ぼすような病気に自分がかかっていないか、産まれてくる赤ちゃんを守ることができるかどうかの判定を、妊娠前に行うための検査です。

なお、ブライダルチェックは健康診断になりますので、自費診療となります。

今は特に何も異常はないのだけど結婚前に色々調べておきたい、などのご希望があるときにお選びいただけます。

おなかが痛い、おりものの異常がある、等の時は、保険診療になります。

保険診療と自費診療の混合診療は認められていないため、ブライダルチェックを受けている日に、途中から保険診療にする事は出来かねますので何卒ご了承下さいませ。

お体に何か異常があるときはブライダルチェックを受ける前に担当医にご相談下さいませ。

ブライダルチェック項目

 1.子宮がん検診(子宮頸部細胞診)

妊娠するまえ子宮頸部(子宮の入り口)に、異形成やガンがないかどうか、前もって調べておきましょう。

☆異形成(いけいせい)は性行為(セックス)にて、HPV(Human Papilloma Virus)というウイルスが子宮の入り口に感染する事により、細胞に異常をきたすことを言います。
異形成は軽度、中等度、高度、と分類されていますが、高度になると上皮内がんに進むことがあります。
そのため、性交渉(セックス)が始まったら、必ず一年に一度は子宮がん検診をうける必要があります。

☆子宮頚がんは、早いうちに見つければほとんどの方が問題なく過ごす事ができます。早期発見が大切です。

2.超音波検査

妊娠前までに子宮筋腫、卵巣のう腫がないかどうか、チェックしておきましょう。
ホルモン依存性の腫瘍もありますので、妊娠前にチェックされることをおすすめいたします。

3.クラミジア検査(SDA法;子宮頸部)

クラミジア感染症は、とても増えています。これは不妊症の原因となります。セックス・パートナーからうつされてしまっても、ほとんど症状が出ないため、治療が遅れ、卵管などの癒着を引き起こします。必ず検査されることをおすすめいたします。従来のPCR法からさらに精度の高いSDA法に変更となりました。(H20年4月〜)

4.淋菌検査(SDA法;子宮頸部)

性病である淋病の原因菌です。セックスでうつりますが、最近は症状が出にくく、感染に気がつかずにいると、赤ちゃんの流産、早産の原因になることもあります。従来のPCR法からさらに精度の高いSDA法に変更となりました。(H20年4月〜)

5.細菌培養同定検査(膣分泌物)

膣内の細菌の検査です。カンジダ(真菌;カビ)による膣炎、細菌性膣症の原因菌を調べます。細菌性膣症は流産早産の原因になることもあります。

6.トリコモナス膣炎(顕微鏡検査)

トリコモナスという原虫による感染症です。主にセックスでうつる性病の一種です。膣の中に炎症がおこるため、流産、早産の原因にもなります。

7.咽頭クラミジア検査(SDA法;咽頭)

ラミジアの咽頭(のど)の検査です。
オーラルセックスで咽頭(のど)にクラミジアが感染することがあります。子宮頸部の感染の場合、おりものの異常などで気がつくことがありますが、咽頭はあまり症状が出ず、また、咽頭のクラミジア感染は通常の薬剤使用量では治りにくい場合もあります。従来のPCR法からさらに精度の高いSDA法に変更となりました。(H20年4月〜)

8.咽頭淋菌検査(SDA法;咽頭)

性病である淋病の原因菌である淋菌の、咽頭(のど)の検査です。
咽頭(のど)に無害なナイセリア属の菌が沢山いるために、PCR法が使用できず、今までは淋菌培養検査で検査していましたが、SDA法は交差反応が無いため、従来のPCR法からさらに精度の高いSDA法に変更となりました。(H20年4月〜)

9.卵巣がん検診(腫瘍マーカーCA125;血液検査)

卵巣がん(ホルモン依存性腫瘍)、卵巣のう腫、子宮筋腫、子宮内膜症の時に数値が上昇することがあります。妊娠するとホルモン依存性腫瘍は悪化することがあります。妊娠前に卵巣のう腫や腫瘍がないことを確認しましょう。
数値が高い時には精密検査が必要になることもあります。生理期間以外のときに血液検査で行います。

10.B型肝炎(HBs抗原;血液検査)

B型肝炎ウイルスを持っている母親から生まれる赤ちゃんは、分娩時に感染してしまうため、母親がB型肝炎ウイルス抗原が陽性かどうかをどうかを調べる必要があります。それによって赤ちゃんへの感染予防措置をとることができます。

HBs抗原陽性であればさらに抗体、HBe抗原、抗体、GOT、GPTの検査が必要になります。HBe抗原陽性の母親から生まれた赤ちゃんは約95%がB型肝炎ウイルスに感染します。

11.エイズ(AIDS:HIV感染症;血液検査)

HIV感染症は母子感染するといわれていますが、AZTという薬を服用することで、母子感染率が25.5%から8.3%に減少するといわれています。帝王切開で出産することで、さらに感染率を1〜2%に減少することができます。

12.梅毒(RPR法+TPHA法;血液検査)

梅毒は経胎盤的に感染しますが、妊娠3ヶ月までなら、おなかの赤ちゃんに影響を及ぼさずに治療を行えます。

13.風疹抗体価(血液検査)

風疹に対する抗体を持っていないのに妊娠した場合、妊娠中に風疹に感染すると、赤ちゃんは出生後先天性風疹症候群になってしまいます。症状としては、白内障、難聴、心臓奇形が代表的な臨床像です。妊娠前に抗体価のチェックをされることをおすすめいたします。

14.トキソプラズマ症(血液検査)

妊娠中の初感染が危険です。経胎盤的に赤ちゃんに感染します。もし赤ちゃんが感染しますと、先天性トキソプラズマ症となり、脳水腫、小頭症、脳石灰化、脈絡網膜症、精神運動障害などが起こります。

15.C型肝炎(HCV抗体;血液検査)

C型肝炎は、B型肝炎に比べ母子感染率は約10%位で比較的低いといわれています。家族内感染、夫婦間感染が認められるため、ご家族にC型肝炎の方がいる場合はなるべくHCV検査を受けられることをおすすめいたします。

以上の項目のほかにも、性器ヘルペス、サイトメガロウイルス、パルボウイルス、乳がん検診、血液型の検査など多くの検査がありますが、現在一般的に必要と思われるもののみをブライダルチェック項目としてセットにしております。

★乳がん検診について

現在では、触診+超音波検査もしくは、触診+マンモグラフィーの組み合わせでの乳がん検診のほうが、触診のみの乳がん検診よりも、より精度が高く、見落としが少ないため、こちらをおすすめしております。

当クリニックでは触診のみとなるため、お近くのマンモグラフィーの設備のある医療機関をご紹介しております。

☆なお、40歳以上で横浜市在住(住民票が横浜市にある方)の方は、2年に一度、横浜市の乳がん検診票(触診+マンモグラフィー)が使えますので、当クリニックで触診のみを行い、乳がん検診票をお持ち頂き、マンモグラフィーを別の医療機関で受けていただくことも可能です。

★血液型について

血液型(Rh型);血液型不適合妊娠になることがありますので、一度も調べたことのない方は、妊娠前に正しい血液型を知っておきましょう。

多くの方はご自分の血液型をご存知であるために、ブライダルチェックのセット項目には入っておりませんが、ご希望がありましたら、担当医までお申し出くださいませ。

ブライダルチェックセット項目一覧

  1.子宮がん検診(子宮頸部細胞診)
  2.超音波検査
  3.クラミジア検査(SDA法;子宮頸部)
  4.淋菌検査(SDA法;子宮頸部)
  5.細菌培養同定検査
  6.トリコモナス顕微鏡検査
  7.咽頭クラミジア検査(SDA法;咽頭)
  8.咽頭淋菌検査(SDA法;咽頭)
  9.卵巣がん検診(腫瘍マーカーCA125)
10.B型肝炎(HBs抗原)
11.エイズ検査(HIV抗原検査)
12.梅毒検査(RPR法+TPHA定性)
13.風疹抗体価
14.トキソプラズマ抗体価
15.C型肝炎(HCV抗体)

 

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