【2】子宮頸がん予防ワクチン
子宮頸がん予防ワクチンとは
子宮頸がんは、がんのなかでは珍しく、ウイルスが原因で発症します。そのため、子宮頸がん予防ワクチンを接種することで、原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぎ、子宮頸がんを予防することができます。
子宮頸がん予防ワクチン接種をおすすめするのはこんな方
HPVは、皮膚や粘膜に存在するごくありふれたウイルスですが、おもに性行為によって感染します(HPVに感染しても、必ずがんを発症するわけではなく、子宮頸がんになる人はそのうちの1%未満です)。子宮頸がん予防ワクチンは、すでにHPVに感染している人には効果がありませんので、できれば性行為を経験する以前の低年齢のうちに接種しておくのが効果的です。
子宮頸がん予防ワクチンの種類
現在9価ワクチン「シルガード9」が国内で承認され、発売準備中です。
発売までのあいだ、子宮頸がん予防ワクチンの受付を一時中止いたします。
9価ワクチンが発売されましたら、クリニックのウェブサイトでもお知らせいたします。
HPVには100種類以上のウイルスの型があり、そのうち子宮頸がんの原因となる発がん性HPVは15種類ほどです。実際に子宮頸がんの原因になっているウイルスは、16型と18型が全体の65%を占めていますので、これらの発がん性HPVを予防するワクチンが開発されています。当クリニックでは、サーバリックス、ガーダシルの2種類の予防ワクチンを用意しています。
ワクチン(製品名) | サーバリックス | ガーダシル4価 |
---|---|---|
予防できるHPVの型 | HPV16型・18型 | 高リスク型のHPV16型・HPV18に加え、低リスク型のHPV6型・HPV11型(尖形コンジローマ)の予防に効果あり |
接種対象者 | 10歳以上の女性 | 9歳以上の女性 |
接種回数 | 3回(3回接種しないと、予防効果は期待できません)①1回目↓②2回目(①の1か月後)↓③3回目(①の6ヶ月後) | 3回(3回接種しないと、予防効果は期待できません)①1回目↓②2回目(①の2か月後)↓③3回目(①の6ヶ月後) |
料金 | ¥45,000 (税抜) (¥15,000×3回)※初回のみ、診察料¥3,000(税抜)が別途かかります。 | ¥45,000 (税抜) (¥15,000×3回)※初回のみ、診察料¥3,000(税抜)が別途かかります。 |
※男性でワクチン接種をご希望の方はご相談ください。(土曜日と、平日の時間外診療にて可)
*子宮頸がん予防ワクチン接種後は、30分ほどクリニックで安静にしていただき、体調の変化がないことを確認してからご帰宅いただくため、時間に余裕をもってご来院ください。また、ワクチンは予約制となっております。
子宮頸がん検診
子宮頸がん予防ワクチンの接種で、HPV16型、18型の2つの型の発がん性HPVへの感染を防ぐことができます。しかし、予防ワクチンを接種しても、それ以外の型の発がん性HPVの感染を防ぐことはできません。また、予防ワクチン接種前にすでに感染していた場合には、子宮頸がんを発症する可能性もあります。子宮頸がん予防ワクチンを接種した方も、性交渉(SEX)が始まったら、定期的な子宮頸がん検診の受診をおすすめします。
子宮がん検診について
クリニック情報
- 住所
- 〒231-0066
神奈川県横浜市中区日ノ出町1-75 2F - TEL
- 045-231-1770
- アクセス
- 京浜急行
『日の出町駅』徒歩1分
JR桜木町駅または市営地下鉄
『桜木町駅』徒歩7分
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