婦人科疾患・症状:【4】ケジラミ症 <ケジラミ>
ケジラミ症 <ケジラミ>
ケジラミ症の原因
ケジラミ症は、ケジラミという体長1㎜前後の吸血性昆虫が寄生することによって発症する性感染症です。ケジラミは主として陰毛に寄生し、皮膚から血液を吸って栄養源とします。成虫となったメスは、交尾後、陰毛の根元近くに卵を産み付け、7日前後で卵が孵化し、脱皮を繰り返して成虫となります。陰毛のほかに肛門の周囲の毛や腋毛、まれには頭髪やまつ毛、眉毛などに寄生することもあります。
ケジラミ症はおもに性行為により、陰毛同士が直接接触することで感染しますが、接触の多い母子間の感染も多く、毛布や寝具、タオルなどを介して感染する場合もあります。
自覚症状が出るのは、感染から約1~2か月後になります。
ケジラミ症の症状
- 陰毛の生えている部分やその周囲にかゆみを感じます。
- 激しいかゆみを感じる人もいますが、かゆみの程度には個人差があり、あまり感じない人もいます。
- 湿疹のような赤みなどは表れません。
- 陰毛の根元に、ごく小さなフケのような白っぽいもの(ケジラミ)がみられます。
- 下着にケジラミの血糞がついて、黒い点のようなしみになることがあります。
ケジラミ症の治療
〔治療法〕
ケジラミが寄生している部分を剃毛するのが確実な方法です。剃毛が困難な場合には、治療薬のパウダーを散布するか、治療薬のシャンプーで洗い落とします。
〔治療期間の目安〕
治療を始めて1~数週間で症状に改善がみられるのが一般的です。通院は1~2週間に1回程度になります。パートナーも治療が必要になります。
ケジラミ症の検査について
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