婦人科疾患・症状:【7】性器ヘルペス <ヘルペス>
性器ヘルペス <ヘルペス>
性器ヘルペスの原因
ヘルペスウイルスが病原体となって皮膚や粘膜に感染する病気です。ヘルペスウイルスにはふたつの種類があり、性器ヘルペスはおもに単純ヘルペスウイルス2型によって起こります。(口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルス1型によって起こります。)
性器ヘルペスは、おもに性行為により、水ぶくれやただれのある患部に接触することで感染します。また、症状が出ていなくても分泌物の中にウイルスが排菌されているので、皮膚や粘膜にいるヘルペスウイルスによってうつることもあります。感染すると、2~10日間の潜伏期間を経て、症状が表れます。(妊婦が感染していると、出産のときに胎児が感染し、新生児ヘルペスを発症する危険があります。)
ご家族で、体を洗うタオルやバスタオルは共有しないようにしましょう。
性器ヘルペスの症状
- 性器やお尻、ももの周辺に水ぶくれやただれ(潰瘍)ができます。
- 水ぶくれやただれの部分にかゆみや強い痛みを感じます。
- 発熱し、排尿が困難なほど痛みが強くなることもあります。
- 再発の場合は、初回の感染のときよりも症状は軽い場合がほとんどです。
性器ヘルペスの治療
〔治療法〕
内服薬、軟膏などで治療を行います。
〔治療期間の目安〕
初感染(初発)の場合、治療により1~2週間ほどで症状が治まるのが一般的です。
再発の場合、投薬なしでも1週間ほどで治まる場合がほとんどです。
何度も再発を繰り返す方(1年間に6回以上)には、再発抑制療法があります。
性器ヘルペスの検査について
- 性器ヘルペスは、肉眼での所見で診断がつきますので、一般的に診断のための検査は行いませんが、診断がつきにくい場合は血液検査を行います。
性器ヘルペスの治療に関する受診のお問い合わせは、こちらまでお電話ください。
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