婦人科疾患・症状:【23】卵巣のう腫
卵巣のう腫
卵巣のう腫の原因
卵巣のう腫とは、卵巣の中にできるのう腫のうち、液状のものがたまっている良性のものです。卵巣のう腫には4つのタイプがあります。さらさらした水のような液体がたまる漿液(しょうえき)性のう胞、ドロッとした粘り気のある液体がたまる粘液性のう胞、脂肪や歯、毛などがたまる皮様のう腫、古い血液がたまるチョコレートのう腫(子宮内膜症性のう胞)です。
卵巣のう腫ができる原因はさまざまですが、皮様のう腫は卵巣内で卵子の元になる細胞がのう腫になって増殖したもの、チョコレートのう腫は子宮内膜症が原因で卵巣に内膜ができて出血し、ドロドロの古い血液がたまったものです。
卵巣のう腫の症状
- のう腫が小さいうちはほとんど症状がありません。
- のう腫が大きくなると、下腹部がふくらんできます。
- のう腫がねじれたり、破裂したりすると、腹部に激痛が走ります。
- チョコレートのう腫の場合、生理痛や腹痛、生理不順など子宮内膜症の症状が表れます。
卵巣のう腫の治療
〔治療法〕
のう腫が良性の疑いであり、小さい場合は経過観察をしますが、のう腫が大きく、摘出手術が必要な場合や悪性が疑われる場合には高次医療機関をご紹介します。
〔治療期間の目安〕
経過観察の場合、通院は数か月に1回程度になります。
卵巣のう腫の治療に関する受診のお問い合わせは、こちらまでお電話ください。
クリニック情報
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