婦人科疾患・症状:【22】子宮内膜症
子宮内膜症
子宮内膜症の原因
子宮内膜は、子宮の内側にあるべきもので、ホルモンの影響により、それがはがれ落ちて出血し、月経が起こります。ところが、その子宮内膜が、本来あるべきではない卵巣や卵管、腸管などに侵入して発生するのが子宮内膜症です。
原因はわかっていません。子宮内に発生するのと同様に、月経のときは、卵巣や卵管など内膜ができた場所で出血しますが、子宮以外には、内膜組織を排出する出口がないために、周囲の臓器や組織に癒着して障害を起こしたり、お腹の中で炎症を起こしたりします。卵巣のう腫の一種であるチョコレートのう腫は、卵巣にできた子宮内膜症が原因です。
子宮内膜症の症状
- 進行するにつれて、生理痛が強くなります。
- (周囲の臓器や組織に癒着すると、)月経時以外でも下腹部痛を起こします。
- 腰痛や性交痛、排便痛を伴うことがあります。
子宮内膜症の治療
〔治療法〕
症状により、鎮痛剤を処方し、女性ホルモンの分泌をコントロールする薬物療法などで治療を行います。重症の場合には、高次医療機関での摘出手術などが必要になることもあります。
〔治療期間の目安〕
治療を始めて1~2か月で症状に改善がみられるのが一般的です。通院は2週間~1か月に1回程度になります。
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