横浜市中区の婦人科、育愛会レディースクリニック - 不妊・不妊治療について

女性のお悩み:【8】不妊

妊娠できるかどうかを確認したい方、不妊治療のご相談を受けたい方へ
赤ちゃんがほしいと思っている方々にとってなかなか妊娠しないことは深刻なお悩みでしょう。
避妊をやめ1年以上性生活を送っているにもかかわらず妊娠しなかった方は、ぜひ一度ご来院してご相談ください。
また、今すぐ赤ちゃんが欲しいわけではないけれど妊娠する力があるか知りたい。
もしかしたら何かトラブルを抱えているかもしれない。
あるいは未婚だけど今のパートナーと将来に向けて妊娠する力があるかどうか確認しておきたい、という方もぜひご来院してご相談ください。

今すぐ妊娠を目指す方も、将来妊娠を目指す方も知っておいた方が良いことがあります。

医学的なお話をする前に、社会的なお話をさせて頂きます。

社会的な問題点

不妊治療というのは現在保険診療にて実施可能です。保険診療における不妊治療とは、パートナーと子供を作るためのサポートを受ける医療です。既婚者では特に問題はありませんが、未婚者で医療介入する場合、将来女性側が妊娠をした場合、児の父親となる男性はその子供を育てることを前提としていること、また治療開始前には他の方との婚姻関係にないことを確認(戸籍謄本など)させて頂きます。保険診療下においては、妊娠を前提としている検査および治療が実施可能です。
そのため今すぐ子供が欲しいわけではないが妊娠の可能性を確認したいという場合、既婚・未婚に関わらず保険診療では検査が実施できません。ただし自費診療においては実施可能です。当院ではプレコンセプションケアという妊娠の準備段階としての検査を多数取り揃えており、自費診療にて提供させていただいております。多くの方々がすでに検査を受けられておりご相談もお受けしておりますので、安心して受診してください。

妊娠を目指すにあたり

WHO(世界保健機関(World Health Organization))がすでに報告しておりますが、定期的な避妊のないカップルが妊娠する確率は1年間80%であり、2年間で95%と報告をしています。つまり定期的な性交渉が取れていれば積極的な不妊治療は必要がない、ということになります。
どこまでが必要でどこまでが不必要なのかはなかなか分かりません。当院では積極的不妊治療はしておりません。

自然な力でより自然に近いかたちの治療を推奨しており、しっかりと性交渉指導を行い、どうしても性交渉にて妊娠しないカップルにおいては人工授精技術を提供しております。
本来であれば積極的検査や治療を受けなくとも妊娠するはずとWHOのデータより読み取れるためです。
積極的不妊治療および高度な検査を受けたい方もいらっしゃると思います。その場合、全国600以上の不妊治療施設においてどの施設が信頼しうる施設なのか一般の方々には判断は難しいと思います。

当院では積極的な不妊治療および不妊治療に関わる検査を希望される方においては、私どもと連携しております横浜、あざみ野駅徒歩3分にあります田園都市レディースクリニックにご紹介させて頂きます。

不妊原因について

日本産科婦人科医会によるデータでは、妊娠しない原因の33%は男性因子、21%が卵巣因子、20%が卵管因子と報告しています。あくまでも妊娠しない方における集計です。

1)男性因子

代表的なものには乏精子症(精子濃度が基準値を下回っている)、精子無力症(精子の運動率が悪い)というものです。男性の精液所見は、日によっても大きく変化がある人もいれば変わらない人もいます。精液検査でもしも基準値を満たさない場合は2-3回の検査を繰り返します。

また、保険診療ではできないのですが、自費診療としてDFI(精子断片化指数)検査というものがあります。精子が強い酸化ストレスの影響を受けると精子のDNAが断片化してしまうと言われており、その結果を数値化することが可能です。一般的に数値が上昇すればするほど自然妊娠は難しいと言われています。当院では不妊治療を開始する前にプレコンセプションケアとして、男性側に感染症検査、精液検査、DFI検査をお勧めしています。

万が一、精子の状況が悪ければ内服治療やサプリメントのご相談をさせて頂きます。

2)卵巣因子

卵巣因子と言われてもよく分からないかもしれません。

一番多いものが排卵障害だと思います。排卵障害となると定期的な診察が必要です。自力でしっかりと排卵できるのかどうかです。当然ホルモンバランスが大きく影響しますので、ホルモン値の精密検査は必須となります。女性の場合は低温期と高温期がありますので、1回のホルモン採血検査では終わりません。複数回ご本人のホルモンレベルに異常がないか、採血して確認を致します。

a)ホルモンバランス異常(PCOS:多嚢胞性卵巣症候群を含む)

もしホルモンバランス異常があったとしても心配はありません。状況によっては漢方薬、漢方薬の混合治療、クロミフェン治療、低用量ゴナドトロピン治療(FSH製剤注射)を用いて適正な卵胞形成(卵の発育を誘導)し、hCG製剤を用いて排卵を誘導します。排卵後のプロゲステロン分泌が悪ければプロゲステロン製剤の補充を行います。

b) 卵巣機能不全(卵巣機能低下)

次に卵巣機能不全がある場合についてです。卵巣機能不全とは卵巣の中に卵子が十分ストックされていないことを意味します。十分な卵子が卵巣内にないといつ閉経するのかという話になってきます。若年性の閉経がないわけではないので、やはり早期に妊娠する力があるのかどうかとしてホルモン値検査を受けることをお勧め致します。

検査には自然周期(薬剤の関与のない状況)にて、月経2-4日目ぐらいに経腟エコー検査と採血を行います。採血項目には特にFSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)、E2(エストラジオール)の値が重要です。保険診療下における不妊治療では上記の項目に加えて、AMH(抗ミュラー管ホルモン:卵巣予備能力検査:残存卵子がどのくらいの年齢相当かを確認する検査)値が保険診療で実施可能です。しかし前述致しましたが、今すぐ妊娠したいわけではなく妊娠する力を調べたいという場合はAMH値検査は自費となります。

もしFSH値が月経中に高値を示す場合やAMH値が低い値を示す場合は、性交渉指導や人工授精治療を受けている場合ではないかもしれません。閉経が差し迫っておりすぐに妊娠を目指す必要があるかもしれません。自然な妊娠を目指したくとも早急に体外受精が必要な場合があります。その際は連携施設にご紹介致します。

3)卵巣因子と卵管因子にまたがって

子宮筋腫、子宮内膜症(子宮腺筋症、チョコレート嚢腫)について

a)子宮筋腫

子宮筋腫については経腟超音波にてサイズを確認します。サイズ依存的にMRI検査を推奨しています。理由としては本当に子宮筋腫なのか悪性の子宮肉腫の場合があるのではないかということを疑い、当院ではサイズが大きくなりますとMRI検査を受けて頂いております。その結果、良性の疑いだけれどもサイズが大きい場合、妊娠を目指すときその子宮筋腫が妊娠を妨げている可能性があるので連携病院に手術(子宮筋腫核出:子宮筋腫のみの切除)のご紹介を致します。また、悪性が示唆された場合、こちらにおいてはすぐに連携病院並びに大学病院をご紹介させて頂きます。

b)子宮内膜症(子宮腺筋症、チョコレート嚢腫)

ⅰ)子宮腺筋症

子宮腺筋症は子宮筋層内にできる内膜症です。子宮腺筋症が小さいうちは妊娠を目指すことが優先されます。検査は腫瘍マーカーといい内膜症に反応するマーカーを採血します。子宮腺筋症が大きくなってきますと過多月経といい月経中の出血がかなり増えてきます。このような状況になりますとMRI検査が必要となります。月経中の出血が増え貧血になるような出血が持続する場合は、妊娠を目指すより高度貧血になる前に子宮腺筋症の治療を受ける必要があります。

状況によって内服や注射治療、または手術療法です。ケースバイケースなのでご相談し治療選択することになります。

ⅱ)チョコレート嚢腫

チョコレート嚢腫とは卵巣の実質(の中)にできる内膜症です。小さいうちは妊娠を目指すことが優先されます。検査は腫瘍マーカーといい内膜症に反応するマーカーを採血します。チョコレート嚢腫が大きくなってきますと腹痛や破裂、癒着、がん化のリスクが上昇します。このような状況になりますとMRI検査が必要となります。腹痛が出ることやサイズが大きくなってきた際には妊娠を目指す以前にチョコレート嚢腫の治療を受ける必要があります。

状況によって内服や注射治療、手術療法(嚢腫核出術)です。これもケースバイケースなのでご相談し治療選択することになります。

4)卵管因子

卵管因子とは卵管が詰まっていると精子と卵子が出会えないため妊娠に至らないこととなります。卵管閉塞の原因の多くは、性病としてクラミジア感染症・淋菌感染症の既往があります。

また子宮内膜症もチョコレート嚢腫が大きくなると、炎症による癒着にて卵管通過が閉塞することがあります。このような既往があり、かつ卵管の疎通性が気になる方は子宮卵管造影検査を受けていただく必要があります。

しかし当院では子宮卵管造影は実施しておりません。特に上記既往歴がある方は検査自体も腹膜炎のリスクがありますので、当院との連携施設である田園都市レディースクリニックにご紹介致します。

不妊治療について(当院のコンセプト)

当院では不妊治療というより妊娠のサポートをすることを考えています。積極的な不妊治療を受ける必要がない方、自然に妊娠できるところがちょっとしたホルモンバランスの調整が合っていない、あるいはパートナーの精子がちょっと元気がない、といった少しのサポートで妊娠が可能な方を妊娠に結びつけるサポートができればと考えています。医学的に積極的な不妊治療が必要な方も現実的にはおりますが、WHOの妊娠率から考えますと全体の20%程度の方が1年間で妊娠せず、かつ理由がある方となるわけです。つまり多くの方は積極的不妊治療をせずとも妊娠されるはずです。一般的な検査をする中で、積極的な不妊治療をお受けになった方が良い方、またプレコンセプションケアにて近い将来積極的な不妊治療をお受けになった方が良い方には理由をご説明させて頂きます。

全国600以上の不妊治療施設において、どの施設がしっかりとしておりどの施設が信頼しうる施設なのか一般の方々には判断は難しいと思いますので、積極的な不妊治療および不妊治療に関わる検査を希望される方においては、私どもと連携しております横浜、あざみ野駅徒歩3分、田園都市レディースクリニックにご紹介させて頂きます。

当院における不妊治療、妊娠のサポートについて

1)タイミング治療

タイミング治療(指導)とは、性交渉指導となります。ご自身の卵子は毎周期しっかりと発育し排卵し、体温も低温期から高温期と変化します。性交渉指導は毎周期排卵時期に性交渉をとれば良い、というだけのものではありません。実はそこにはテクニックが必要であり、より自然妊娠に向けてのサポートをさせて頂きます。

2)人工授精治療

人工授精治療とは、女性の排卵期にパートナーに朝出勤前に射精して頂き、ご本人(女性)もしくはパートナー(男性)に精液を持参して頂きます。射精精液を洗浄しご本人(女性)にお戻しします。実はここにもテクニックがあり、より自然妊娠に近い人工授精治療のサポートをさせて頂きます。人工授精の最大のメリットは、パートナー側(男性側)の健康のバロメーター(精子の状況)が毎周期わかることです。人工授精をするかどうかも合わせて、ご本人様・パートナー様とご相談させて頂きます。

上記の説明ではすべて理解できないかと思います。なるべく当院では自然なる力で治療を進めたいと思っておりますので、ご興味のある方はぜひご相談にご来院ください。また当院では男性のみの受診はお断りしております。基本、女性が通院しており、そのパートナー様の検査・治療をお引き受けしておりますので、宜しくお願い致します。

タイミング指導

なかなか妊娠しないという方には、二通りのケースがあります。一つは自然妊娠が可能な状態であるにもかかわらず、たまたま妊娠しなかったというケース。もう一つは、妊娠の妨げになる原因があって妊娠しないケースです。

妊娠の妨げになる原因がある場合は、その原因を明らかにして、不妊治療を行う必要があります。それはみなさんもよくご存知でしょう。

けれども、実際には、自然妊娠が可能であるにもかかわらず、たまたま妊娠しなかったというケースも少なくありません。
そのため、当クリニックでは、不妊治療を考える前に、まず、「タイミング指導」を行います。受精して妊娠するには、セックスのタイミングが非常に重要です。女性の排卵日に合わせて、妊娠しやすいタイミングをご指導します。また、タイミング指導には、運動や飲食、喫煙などの生活習慣についても、不妊になりやすい習慣を避け、妊娠しやすい体質になるような指導も含まれています。

不妊の原因となる疾患

女性の不妊症は、さまざまな疾患が原因になっている場合があります。

例えば、排卵が行われない疾患には、多のう胞性卵巣無排卵性月経などがあり、卵子が卵管を通れなくなる疾患には、性器クラミジア感染症(咽頭クラミジア感染症)や子宮内膜症などがあります。子宮内膜症や子宮筋腫は、受精卵が着床し、妊娠を続けることを妨げる疾患になることもあります。

不妊治療をする場合には、基礎体温やホルモン検査などによって、不妊の原因となっている疾患を突き止め、治療を行います。

不妊の治療

〔治療法〕

症状により、排卵誘発剤の処方やホルモン療法など、いろいろな治療を行っています。漢方薬の処方をご希望の方にも、お応えしています。
ただし、体外受精などの専門性の高い不妊治療は行っておりませんので、ご希望の方には専門医を紹介致します。

〔治療期間の目安〕

数か月単位でお考えください。通院は1~2週間に1回程度になります。

不妊・不妊治療に関する受診のお問い合わせは、こちらまでお電話ください。
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クリニック情報

住所
〒231-0066
神奈川県横浜市中区日ノ出町1-75 2F
TEL
045-231-1770 / FAX 045-315-5053
アクセス
京浜急行
『日の出町駅』徒歩1分

JR桜木町駅または市営地下鉄
『桜木町駅』徒歩7分

休診日のお知らせ
2026年2月16日(月)、3月7日(土)

2026年2月6日(火)午後 15:00~16:30
注射は通常通り18:00までです。